野生の桜、分布拡大にクマが貢献

日本の山地に広く分布する野生の桜、カスミザクラが低地から高地へ分布域を広げるのに、ツキノワグマが大きく貢献しているとする研究成果を森林総合研究所などのチームがまとめたそうだ。種子が育った標高を推定する手法を新たに開発。低地で実った種子を多くのクマが食べ、数百メートル高地で排泄していることを明らかにしたとのこと。
研究チームは東京・奥多摩の標高550~1650メートルの山中に長さ16キロの調査ルートを設け、4年間かけてサルやテンなどを含む哺乳類の糞を採取。カスミザクラの種子を探したところ、全体の80%がツキノワグマの糞から見つかったそうだ。
人工的に増やしているソメイヨシノも確かにきれいだが、山々に咲く淡い色の山桜も風情があっていい。それにしても普段生活していると分からないが、そんなにクマが山に生息しているとは。