喫煙シーンは「成人向け」?

世界保健機関(WHO)は、「喫煙シーンが含まれる映画やドラマは、若者を喫煙に誘導する効果が高い」として「成人向け」に指定する措置を求めて各国政府に勧告し、報告書を出したという。
WHOは、若者がそういったシーンに憧れて喫煙を始めるケースが多いと指摘し、アメリカでは、青少年の喫煙を始めたきっかけが映画などを見たことだった割合が37%にのぼったという調査結果を紹介した。
規制の話題が出ると、「表現の自由」を訴える括りがでてくるが、この件について憲法問題に詳しい作花知志弁護士が答えた。
「WHOの勧告は、それ自体に法的拘束力があるわけではありません。ただ私は、国際条約組織による勧告は、条約締約国の国内法の解釈に事実上の影響を与える存在だと考えています。」
「国が法律で規制したとしたら、やはり『表現の自由』の観点から問題となるでしょう。性的な表現や暴力的な表現は、一度見てしまうと、その影響を取り除くことが難しいといった側面があります。一方で、喫煙の危険性を伝えるメッセージなどを流すことで、その影響を抑えることができる可能性があります。
喫煙シーンのある映画について、国が年齢規制を設けた場合、子どもの『知る権利』に対する必要最小限の規制と言えず、憲法違反と判断される可能性があると思います。」
映画やドラマはフィクションなのでシーン云々よりも、青少年が煙草を入手できないようにしてはどうかと思う。